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重要

このオーナーズマニュアルには、安全な走行や保守整備の実行に不可欠の警告、指示、その他の情報が記載されています。必ず、事前に熟読し、完全に理解しておいてください。オーナーズマニュアル記載の警告と指示事項には必ず従ってください。

目次を見るには上のリンク をクリックしてください。また、Polaris.comのOwner Support(オーナーサポート)コーナーで、Owner Manual(オーナーズマニュアル)の完全版PDFファイルをダウンロードすることもできます。

ハンドルバーのポジション

ハンドルバーに2種類のポジションがあるモデルの場合、工場出荷時はハンドルバーを低いポジションにセットしてあります。ハンドルバーのポジションを変える前に、使用する国、または地域の規則を確認してください。ハンドルバーを高いポジションにしての走行は、地域や使用するライダーによって違法になる場合があります。

WARNING
ハンドルバーのポジションを変更した場合は毎回必ず、スイッチ部の位置と向きが正しいか確認してください。スイッチ部の位置と向きを修正しないと、車両の制御が失われ、重傷や死亡に至る事故の原因になることがあります。

ハンドルバーのポジションを変更するには、次の手順に従ってください。

CAUTION

手順を実施する前に、フロントフェンダー、および燃料タンクの塗装面を保護してください。ナセルを取り外す際に、クローム面および塗装面に傷を付けないよう注意してください。

CAUTION

組み立て時は、ハーネスの配線経路とコネクターの向きに細心の注意を払ってください。電気配線は、配線とコネクターの破損防止のため、必ず取り外し時と同じ経路に通してください。

  1. ウインドシールドアッセンブリーを取り外します(装備車の場合)。

  2. ナセルアッセンブリーの上部の締め具12本を取り外します。

  3. コンソールカバーを燃料タンクに固定している締め具22本を取り外し、コンソールを後方に持ち上げて、あらかじめ保護しておいた燃料タンクに載せてください。

  4. ウインドシールド取付ブラケットアッセンブリーを固定している、片側2本ずつの締め具を取り外してください。

  5. 補助灯アッセンブリーを前方に回転させながら下げて外してください。

  6. ナセルアッセンブリー後半部を後方の燃料タンク方向に引き、ハンドルバーライザーを露出させます。

  7. フロントハンドルバークランプ締め具3を緩め、ハンドルバーを上に回して、ナセル後半部を取り外せるようにしてください。

  8. ハンドルバーを希望のポジションまで回転させ、ライザークランプ締め具を規定トルク値で締め付けてください。

    TORQUE

    ライザークランプ締め具:24Nm(18ft-lbs)
    フロントの締め具を先に締め付け、次にリアを締め付けます

  9. ナセルの前半部と後半部を、トリプルクランプ回りの正しい位置で、互いに突き合わせて押しつけます。

  10. 右側のバーのウインカースイッチ部を適正な位置に動かして、4本の締め具を指で仮締めします。

    NOTICE

    補助灯/ウインカーハーネスを固定するゴムのグロメットが正しい位置に差し込まれていることを確認してください。

  11. ナセル上部の締め具12本を取り付けて、規定トルク値で締め付けます。

    TORQUE

    アッパーナセル締め具:4Nm(36in-lbs)

  12. 補助灯バーブラケットの締め具を規定トルク値で締め付けます。

    TORQUE

    補助灯バーブラケット締め具:24Nm(18ft-lbs)

  13. コンソールカバーを所定の位置にずらし、締め具を規定トルク値で締め付けます。

    TORQUE

    コンソールカバー締め具:10Nm(84in-lbs)

  14. 装備車の場合、ウインドシールドアッセンブリーを取り付けてください。

  15. スイッチ部がすべて正常に動作し、ハンドルバーがロックからロックまで支障なく旋回することを確認してください。